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===【表題】===
 自傷行為になやむ人々のために・山口真里(29才)

===【解説】===
 現在私は、素晴らしい半身さんと出会い、素晴らしい神の子さんを授かり、この上ない幸福な生活を送らせて頂いております。ですが数年前は、このような幸せな暮らしを送る事になるとはとても考えられない日々でした。

 私が生長の家にふれる事となった直接の原因は、自傷行為です。不安や恐怖、怒り、憎しみといった、自分が感じたくない感情が湧いてきた時に、それを感じなくて済むようにカッターで自分を切りつけていました。精神的苦痛を身体的苦痛に置き換えることで、自分の精神状態を安定させていたのです。

 自傷行為をするに至った原因は、両親に感謝できない事にありました。威圧的な父は私にとって恐怖の対象でしかなく、母は無力な人でした。しかし、ふと気づくと、心の中で両親を裁きながらも、私は私自身に対してさえも、信頼できなくなっていました。

 そんな時に自分を傷つけると、とても楽になりました。自分がちゃんと生きていると実感できると同時に、自分の中に溜まった汚れを取り除けた気がしました。こうして安心感と浄化作用を求めて、私はカッターを心の拠り所としました。そのうちに、自分でも止められぬ程、自傷回数は増え、宇治に導かれる事となりました。

 練成を受け、研修生となってからも、私の自傷は続いていましたが、研修生活を過ごすうちに、両親を違った角度から見れるようになり、両親に感謝することが出来ました。また研修行事を通して愛されていたのだという思いが深まるにつれ、自傷回数が減り、6年間愛用していたカッターは、研修4ヶ月目には手放すことが出来ました。その後は、悦びいっぱいの研修生活を送り、笑顔で下山しました。

 下山後は迷わず地元の青年会に入会し、欠かさず朝晩聖経を誦げ、神想観をし、仕事も楽しく充実した毎日を送りました。

 下山して半年以上経って後、いろいろ相談にのって頂いていた主人との交際が始まり、約1年後に、私の人生を転換させてくれた宇治で結婚させて頂きました。昨年11月22日には長女を授かり、一段と両親への感謝が深まりました。また娘から、生きているのではなく“生かされているのだ”と日々教えられています。

 上腕にある無数のキズは、ほとんど消えてしまいました。今は、こうして生かされている事を悦ぶ毎日です。

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